2012年9月2日日曜日

劇場版「るろうに剣心」を観てきた(ネタバレあり)

こんにちは、世紀末です。
9月に入ってから天候が安定しませんが、この後はまた残暑が戻ってくるそうで、ちょっとげんなりです。

さて、昨日は1日ということで映画が1000円で観れる日だったので、地元の映画館に「るろうに剣心」を観に行ってまいりました。
漫画原作の実写化ということで、期待半分不安半分といったところだったのですが、率直な感想を言うと実写という方向性においては100点の出来だったと思います。
演出面で、ああした方が良いこうした方が良いというのは少しあるにはあったのですが、間違い無くるろうに剣心でした。

ストーリーは、原作の「黒笠編」「恵編」の辺りをオリジナル展開を含めてなぞっていく形になっていて、四乃森蒼紫と御庭番衆以外はその話の主要人物はほぼ登場します。
そして、御庭番衆の代わりに(?)何故か戌亥番神(役:須藤元気)と外印(役:綾野剛)が登場しています。
蒼紫がいない理由は、話を詰め込み過ぎると映画の上映時間では足りなくなるという尺の都合上らしいので、ファンの方からすればちょっと残念かもしれません。
アクションシーンはほとんどCGは使われておらず、役者のガチンコの迫力のある殺陣が見られます。
佐藤健さんの演技は、剣心(and人斬り抜刀斎)が実写化したら正にそういう感じだろうなという雰囲気で違和感はありませんでした。
それと、劇中の四季折々の彩り豊かな風景がとても綺麗でした。
今 回の敵ポジションは鵜堂刃衛 (役:吉川晃司)ですが、他のキャラ同様設定にアレンジが加えられていて、鳥羽・伏見の戦いで死にきれず、抜刀斎の刀を偶然に手に入れたことから、残りの 人生を抜刀斎を倒すことに捧げるという役回りで、原作の「うふふ」笑いと殺人快楽に浸る刃衛よりは、ストイックな印象になっていました。
それとストーリー上の重要な役である武田観柳は、香川照之さんの怪演により物凄い濃いキャラに仕上がってます。
全編通して、彼が一番目立っているかもしれません(笑)。

そんなこんなで、観ようかどうか迷っている剣心ファンの方には、ぜひ劇場に足を運んでいただきたいです。
正直、この映画の情報が最初に流れた時には、僕は実写化なんてやめてくれと思っていた側の人間ですが、素晴らしい出来に参りました。

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