2010年7月14日水曜日

超電王トリロジー 感想(ネタバレあり)

最後のEPISODE YELLOWが公開されてしばらく経ったので、そろそろ感想でも。



「EPISODE RED ゼロのスタートウィンクル」

侑斗と野上愛理を中心とした話。愛理さんの中には、今でも消えてしまった同じ時代の桜井侑斗への想いがあり、侑斗にとっては元々の未来の歴史の自分が恋のライバルという微妙な三角関係が描かれています。
テレビ本編から繋がる話の内容なので、電王シリーズを見てきた方にはすんなり入り込めると思います。あまり映画作品としての派手さは無いですが、丁寧な作りになっていて二人の心情には切なくなります。また、デネブの相変わらずの侑斗への世話焼きは微笑ましかったです。ちょっと残念なのは、今回の3作品全てに言えることなのですが良太郎が前作から時間の歪みで幼くなったままなので溝口琢矢さんが演じている件。やっぱり、良太郎は佐藤健さんに演じてもらいたいです。



「EPISODE BLUE 派遣イマジンはNEWトラル」

野上幸太郎とテディの絆を、上原美来と上原早苗というゲストキャラクターと併せて、改めて考えていくという内容です。当たり前にずっと続くと思っていた関係がそうではなかったと気付くとき、どういう想いになるのかが焦点になっています。
上原美来は今時の若い女性で、二人暮らしの早苗おばあちゃんと時間を過ごすよりも友達と遊ぶ方が楽しくて優先しています。しかし、そんな日常が長くは続かず…。
良太郎以上に運の悪い幸太郎に次々と降りかかる災難は笑えます。また、この作品の見どころといえば早苗おばあちゃん役の草村礼子さんの包容力のある優しい演技。二人の美来を優しく見守るその姿はまさに日本のおばあちゃんといった感じでした。スタッフロール後のシーンでの手紙には、思わず映画館で泣いてしまいました(笑)。



「EPISODE YELLOW お宝DEエンド・パイレーツ」

自分の命を賭けてでも過去のお宝を守ろうと行動する海東大樹と、そんな海東と過去に因縁を持つ黒崎レイジを中心に描かれた作品。3作品の中では最も派手で、アクションシーンも多い仕上がりになっています。
個人的に心配だったのは、海東大樹というキャラクターがとても個が強いので、電王のキャラクター達と上手く融合した作品が出来るかどうかでしたが、まったくの杞憂でした。間違いなく「電王」として仕上がっています。
この作品の海東は、実はかなり良い奴として描かれていますがあくまで自分の第一の目的はお宝なんだと示している辺りが彼らしいです。ちょっとツンデレ属性(笑)?この映画で初登場となる仮面ライダーディエンドコンプリートフォームは見ものです。G電王と合わせてスタンダードソフビで発売してほしいなーと密かに思っております。

 

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